日文科目「近代文学演習」では主に芥川龍之介作品を素材とし受講者に発表を行ってもらった上、更に学年末には授業発表を基に論文形式のレポートを提出してもらっています。吉田祐紀乃さんは同授業を第二・第三学年の二年に亙って履修し、二年目となる昨年度は大変優れたレポートを提出しました。授業担当者推薦により、レポートから更に見直し改訂したものが論文として今回、熊本県立大学日本語日本文学会発行『國文研究』第六十九号(2024年6月発行)に掲載される運びとなりました。
吉田さんは今年度四年生として近代文学研究のゼミに所属、三島由紀夫初期作品を素材に卒業論文に挑んでいます。更に卒業後は大学院進学を予定しており、本学の「早期履修」制度を利用して本年度から大学院の近代文学分野の授業を受けています。