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令和6年9月1日 文学部大島教授が発見した「明治22年熊本大地震数え歌」が琵琶語りの演目となって上演されました。

平成28年熊本地震の被災中、文学部日本語日本文学科・大島教授は、熊本で起こった過去の大地震に係る歴史資料「(明治22年)熊本大地震数え歌」を発見し、論文「数え歌に見る「明治二十二年熊本地震」の記憶」(『熊本都市政策』4号、2017.3)を発表しました。
(PDF) https://api.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/1807624/oshima_1807624.pdf

SNSでの拡散や『熊本日日新聞』(2017.5.23)への掲載など、論文はたちどころに反響を呼び、日吉東小学校(田山雅博教諭)での「(平成28年熊本地震)復興数え歌」作成の取り組みに繋がり、大島教授は同校の指導役として招待されました。なお、この活動を報告した田山教諭の論文は、東書教育賞・最優秀賞を受賞されました。
(PDF) https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/contest/tkyoiku/no34/tayama-jushoni.pdf

さて、令和6年9月1日防災の日に、神奈川県開成町で、関東大震災の被害を琵琶語りする特別イベント「『可ぞ絵ぶし』を聴く会」が催されましたが、「(明治22年)熊本大地震数え歌」も演目の一つとして披露されました。

日吉東小学校での取り組みや、「『可ぞ絵ぶし』を聴く会」は、歴史や歴史学研究が現代を生きる人々にとって有益な意味を持つことを示す好例です。