熊本県立大学文学部では、これまでその研究や教育の成果の一端を地域社会はじめ外部へと発信し、同時に学生らに研究の面白さ・重要性を周知すべく、毎年度テーマを定めて学術フォーラムを開催してきました。今年度は水俣出身の詩人・作家である石牟礼道子をテーマに据えます。
石牟礼の名は、「苦海浄土」と共に広く内外に知られている一方、実際にその作品を読んでいる者となると、実は非常に限られるのではないでしょうか。彼女の活動は初期の短歌・詩からいわゆる「聞き書き形式」の散文や物語的結構を備えた小説、更に晩年の新作能に至るまで実に多岐にわたります。実際にこの場で取り上げられるのはそのごく一部になるかもしれませんが、作家とその作品世界の多様さを再検証する場となれば幸いです。
開催概要
開催日時 | 令和6年12月22日(日) 14:00 ~ 17:00(開場 13:30) |
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場 所 | 熊本県立大学 中ホール(熊本市東区月出3丁目1番100号) |
参加費 | 無料 |
対 象 | どなたでも |
参加方法 | こちらより事前にお申し込みください。 ※申し込み多数の際は締め切る場合があります。 |
主 催 | 熊本県立大学文学部 |
内容
〈講演・対談〉
伊藤比呂美(詩人)
渡邊 英理(大阪大学教授)
〈ミニ発表〉
本学文学部日本語日本文学科学生
〈挨拶〉
村尾 治彦(熊本県立大学教授・文学部長)
〈司会・進行〉
五島 慶一(熊本県立大学准教授)