学生との共同研究

研究課題を黒字、成果報告を赤字で表示しています。

平成26年度(2014年度)

熊本県立図書館の郷土資料悉皆調査

→今年は図書館工事のため、調査は1回のみでした。


今年から八代市立博物館未来の森ミュージアムのご協力により、八代松井家菩提寺春光寺蔵書の調査にとりかかりました。

埃と虫食いで、なかなか大変な作業でした。

平成25年度(2013年度)

熊本県立図書館の郷土資料悉皆調査

→『雑花錦語集(抄)第10編 巻三十九』


今年も和装本の修復講座を開きました。

平成24年度(2012年度)

熊本県立図書館の郷土資料悉皆調査

→『雑花錦語集(抄)第9編 巻三十六~三十八』


水俣市立図書館 淇水文庫調査

→淇水文庫資料とその調査風景。目録は『蘇峰の時代』(熊日新書)に収録。現在、その改訂作業を進めています。



『阿蘇名所集』の研究

平成23年度(2011年度)

熊本県立図書館の郷土資料悉皆調査

→調査継続中。先は長いようです。
 『雑花錦語集(抄)第8編 巻三十三~三十五』


水俣市、蘇峰記念館蔵 蘇峰書翰の調査(完了)

→雑誌『国文研究』第57号に紹介。


『阿蘇名所集』の研究


芦北絵図の研究

平成22年度(2010年度)

熊本県立図書館の郷土資料悉皆調査

→継続的に調査。


『天草風俗』の研究(完了)

→熊本文化研究叢書7『近世天草風俗資料書』として3月に刊行。


『雑花錦語集』翻刻

→『雑花錦語集(抄)第7編 巻三十~三十二』を刊行。


水俣市、蘇峰記念館藏 蘇峰書籍の調査

→水俣市の蘇峰記念館にて、そこに所蔵されている蘇峰の書簡の調査、解読作業を行いました。
 写真は解読作業を行っているところです。



活版印刷の研究

→天草において花開いた活版文化の研究を行いました。
 その成果として、活版印刷で作られた地方誌「天草新聞」の広告部分のデータベースを完成させました。

平成21年度(2009年度)

熊本県立図書館の郷土資料悉皆調査

→ようやく全体の半分程の調査を終えたところです。
 写真は調査と和装本の綴じ直しをしているところです。



『天草風俗』の研究

→江戸時代末期、屋代弘賢が年中行事や生活風俗について各地に出した「問状」に、天草から返した「答書」に、詳細な注釈をつけています。


『雑花錦語集』翻刻

→『雑花錦語集(抄)第6編 巻二七~二九』を刊行。

平成20年度(2008年度)

『雑花錦語集』翻刻

→江戸中期の熊本藩士・加々美紅星子が書き残した叢書で、江戸時代熊本の郷土文芸関連記事に富んでいます。
 現存一七〇巻、熊本県立図書館所蔵。毎年、熊本県立図書館の 郷土文献調査の一環として、学生約二〇名で、少しずつ現行の文字に起こす作業を進めています。



熊本近代文学館所蔵「蘆花書簡」の調査

→蘆花生誕百四十年にちなみ、近代文学館の「蘆花書簡」を調査しました。

平成19年度(2007年度)

天草に関する文献の研究

天草調査のまとめ(制作:天草プロジェクトチーム)


美里町恵照寺文書の位置づけに関する研究

→「翻刻 永禄九年閏八月十八日肥後天草住妙楽寺秀舜興行」(『国文研究』53号)


熊本県立図書館の和書調査

→『雑花錦語集(抄)第4編』

平成18年度(2006年度)

熊本県立図書館の和書調査

→『雑花錦語集(抄)第3編』


緑川流域文化圏の研究

平成17年度(2005年度)

熊本県立図書館の和書調査

→『雑花錦語集(抄)第2編巻十四~十六』


緑川流域文化圏の研究


熊本の歌枕

→古今和歌集1100年熊本フォーラムワークショップにて口頭発表

平成16年度(2004年度)

熊本県立図書館の和書調査

→『熊本県立図書館蔵 木下文庫分類目録稿』

平成15年度(2003年度)

熊本県立図書館の和書調査

→『雑花錦語集(抄)巻二・十二・十三』

平成14年度(2002年度)

熊本県立図書館の和書調査

→『熊本県立図書館蔵 林田文庫分類目録稿』

平成13年度(2001年度)

熊本県立大学附属図書館の和書調査

→『熊本県立大学 古典籍調査報告』

平成12年度(2000年度)

熊本県立大学附属図書館の和書調査

→『熊本県立大学附属図書館蔵 上妻文庫目録第一稿』

※学生有志と教員による共同調査・共同研究です。
 主に明治以前の典籍類を調査しました。
 報告書は県下の図書館に寄贈しています。
 残部に余裕のあるものについてはお分けできます。
 日文資料室にお問い合わせ下さい。

古典籍の修復実習

本田瑛子氏(元肥前島原松平文庫職員)をお招きし、古典籍の修復実習を行いました。虫損直し、和綴じの方法について勉強しました(19年実施)。
また、本田瑛子「古典籍の修復と保存」(『国文研究』第54号)もご参照下さい。


虫の食った本は、こんな状態です。

穴の空いた部分には、同じ大きさにちぎった和紙をあてがいます。

「こより」を縒っています。和本を綴じるのに使います。

綴じ糸の切れかかった本の綴じ直しをしています。